習志野市の【痛みの少ない】歯医者なら
医療法人社団 ほほえみ会
スマイルデンタルクリニック
〒275-0001 千葉県習志野市東習志野8-10-10
一番奥に生えてくる3番目の大臼歯のことを「親知らず」といい、「智歯」とも呼ばれています。
最近の日本人は、あごが小さいために、下あごの奥にこの歯の生える場所がなく、正しい位置にうまく生えないことが多いのです。そのため、前の方に傾いて生えたり、横向きに生えたり、歯の一部だけしか顔を出さない時もあります。また、歯はあってもあごの骨の中に潜ったままで、口の中には歯が生えてこないこともあるのです。
うまく生えてこない親知らずは、歯の一部が口の中にあらわれていて、他の部分は歯肉で覆われているので、歯と歯肉の間に深い袋状の隙間ができて しまいます。ここに口の中の細菌や食べカスが入り、細菌が繁殖するとそのまわりに炎症が起きます。これが親知らずの痛みである智歯(ちし)周囲炎です。
智歯はお口のなかでもっとも後方に位置し、扁桃・咽頭などの組織、および口を開け閉めする筋肉(咀嚼筋)などに近接しています。そのため、智歯周囲で生じた炎症は、近接する種々の組織に波及し、さまざまな現象をまねきます。
原因:先述しましたが、親知らずの周りの歯茎のところに食べ残しが溜まりやすく、体調をくずしたりすると、そこから炎症を起こし、歯茎が腫れたりします。また、そこの部分が不潔になるため、歯茎に異臭を感じることもあります。
また、はえてきた親知らずが反対側の歯茎にぶつかっている場合もあります。また、上下の親知らずで歯茎をはさみこんで痛みを起こす場合などもあります。
原因:親知らずと対合の第二大臼歯 ( 親知らずのひとつ前の歯 ) がぶつかり、かみ合わせのトラブルが発生する場合があります。
原因:このトラブルは上の親知らずに多く見られ、外側に向いてはえてきた親知らずが、口を大きく開けるとき下あごの根元(筋突起)のところにぶつかることによって起こる場合が多くみられます。症状としては口が大きく開けられない、口を開けるときひっかかる気がするなどがあります。
親知らずの痛みを放置すると、歯の周囲に感染し、細菌が広がっていくがケース考えられます。想定すると・・・
①まず親知らず周辺が腫れる。
②感染が顎の下に拡がる。
③感染が喉の周辺まで拡がる。
④感染が心臓周辺まで拡がる。
胸にまで感染すると、一気に心臓周辺まで広がるため、死亡することもあります。 たかが親知らず、されど親知らずです。.
感染の波及路:
A:側咽頭隙(傍咽頭隙) B:翼突下顎隙 C:咀嚼筋隙 D:顎下隙 E:舌下隙 F:オトガイ下隙
これらの部位に炎症が波及すると・・・
A:嚥下痛と呼吸障害
B,C:開口障害
D,E,F:二重舌
が起きてしまいます。
上顎智歯周囲炎は、傍咽頭隙、翼突下顎隙に炎症が波及しやすく、
下顎智歯周囲炎は、翼突下顎隙、咀嚼筋隙に炎症が波及しやすいです。
つまり、症状が進みあごの骨の周囲にある軟組織に炎症が及ぶと、筋肉性開口障害を起こし口が開けにくくなります。顔面や耳のあたりまで痛みが広がったり飲み込むのも痛みが伴うようになります。
また、38~40度くらいの高熱が出ることもあります。
炎症がもっとひどくなると、あごの下のリンパ腺や扁桃腺が腫れてきます。さらにひどくなると顔が腫れてきたり、炎症が舌の下へと広がって、発熱や痛み、呼吸困難などの症状を伴う口腔底峰窩織炎という病気や、細菌が全身にまわって高熱を出したり、皮膚に出血を起こす敗血症になることもあります。
治療の第一は安静です。炎症を起こしている部分をきれいにして消毒し、細菌を殺す抗生物質や炎症を抑える消炎剤、鎮痛剤を使います。症状は数日で軽くなり、やがて治るります。
しかし、発熱や炎症がひどい時には、入院して治療を受けなければならないこともあります。また親しらずが正常な位置に生えそうな時には悪い症状が治まってからおおっている歯肉を切って、歯が生えてくるのを助ける処置を受けるといいでしょう。
智歯周囲炎は、歯を不潔にしていることと、疲れや風邪のひきはじめなど、体が少し弱っている時に起きやすいです。高校生や大学生が、試験勉強で寝不足が続いた時などは注意して下さい。正常な位置に生えそうもない親知らずは痛みや腫れなどの急性症状が治まってから抜いたほうがいいでしょう。そうしないと同じような痛みを何度も繰り返すことがあります。
参考文献 カラーアトラス 口腔外科の臨床
口腔解剖学 医歯薬出版
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