入れ歯のお手入れ方法について

今日は、新しい義歯がはいりました。新しい入れ歯の装着直後には粘膜面に傷ができたり、頬を咬んだりしがちです。出来るだけ早い時期に調整が必要です。調整のための早めの予約をお願いします。

• 入れ歯をみがくときは、歯みがき粉はつけずに今お使いのハブラシで、流水下にて行ってください。
• 金具のかかった御自身の歯は大切な歯にもかかわらずとても不潔になりやすいです。みがき残しのないよう、ていねいにみがいてください。
• 入れ歯専用の洗浄剤は週2、3回程度でよいです。市販の義歯安定剤は、原則として不潔になりやすいので使用はおすすめできません。ただし、どうしても安定がとれない場合や痛みのとれないときは使ってもかまいませんが、義歯を清潔に保つようくれぐれもお願いいたします。
• 市販の義歯安定剤は、原則として不潔になりやすいので使用はおすすめできません。ただし、どうしても安定がとれない場合や痛みのとれないときは使ってもかまいませんが、義歯を清潔に保つようくれぐれもお願いいたします。

• 原則として夜おやすみの際は、おはずしください。口のなかの細菌の数は夜ピークをむかえます。また歯周病の原因菌は入れ歯が入っている嫌気的環境を好みます。はずした義歯は、乾燥しないよう水のはいった容器に保管しておいてください。
• かみあわせの関係上、夜間はいれたままおやすみください。その際は義歯が不潔になりやすいので、清掃をしっかりしてください。

義歯にはいろいろトラブルがつきものです。金具がゆるんだり、土手がやせてゆるくなったり、変色やよごれがついたり人工歯が欠けたり、歯石がついたり・・・等。

なにかありましたらその都度調整、修理、研摩をしましょう。お気軽に御来院ください。

はじめての方の場合、異物感の問題、発音の問題、痛みの問題、かみあわせの問題、見た目の問題、入れ歯に対する心理的な問題・・・などこれから克服しなければならない様々な問題がおこってきます。これらのすべての点を一度に満たす入れ歯が理想的ですが、現実はなかなか難しいものがあります。

これらの点について、実際にお使いになった結果をもとにいろいろ調整をしていきます。入れ歯の治療はむしろこれからといった感じとお考えいただけよろしいかと思います。

基本的には、入れ歯は人工臓器というよりもむしろ、かむための道具と割り切ってできるだけ早く慣れるようにがんばっていただきたいと思います。入れ歯の調整は、患者さんにとってもドクターにとっても根気のいる治療です。

その点をふまえた上でこれからの調整にあたっては遠慮なさらずにお気づきの点をおっしゃってください。いろいろ大変でしょうがはじめの２週間が勝負です。とにかくがんばってみてください。