習志野市の【痛みの少ない】歯医者なら
医療法人社団 ほほえみ会
スマイルデンタルクリニック
〒275-0001 千葉県習志野市東習志野8-10-10
インプラントを下顎に埋入する際には、解剖学的な構造を熟知しなければなりません。誤った位置に埋入すると、神経や血管を損傷してしまいます。それを避けるため、各症例ごとに解剖学的状況を把握しながら、手術を進めるとが重要です。
左右的位置は第二小臼歯のほぼ中央、高さは歯槽頂と下顎下縁のほぼ中央。歯槽骨吸収が著しい症例では歯槽頂付近に位置することも。
オトガイ孔間、またはそれより後方臼歯部に埋入する際は、必ずオトガイ孔そ明示し、その位置を確認する。
下顎管がオトガイ孔に開口する前に、いったんオトガイ孔前方部に進んで屈曲した後、オトガイ孔に開口する。この屈曲部を前方ループと呼ぶ。(5ミリ以上のことも)
そのため、オトガイ孔より前方に埋入しても、このループの下歯槽神経血管束を損傷させ、オトガイ神経領域に知覚障害を生じることがある。オトガイ孔の近くにインプラントを埋入する場合、CT等で入念に観察する。
下顎管はオトガイ孔に開口する前に下顎前方部に走る枝を出す。オトガイ孔から近心にはなれるにつれて切歯管は細くなるが個体が大きい。
たとえ10ミリ近心 に埋入しても、切歯枝の損傷からオトガイ神経領域の知覚麻痺の可能性がある。(インプラント体の切歯枝の巻き込みにより下歯槽神経主枝が前方にけん引さ れ、損傷していると考えられる)
オトガイ孔間最遠心部に埋入するときは、オトガイ孔を明示する。が、過度の骨膜剥離や粘膜骨膜弁の牽引は避けるべき。周囲組織をひどく損傷すると、神経そのものを損傷していなくても、術後の腫脹によりオトガイ神経を圧迫し、神経障害の可能性がある。
術前CTでループが長い、または太い切歯管があったならば、術後のオトガイ神経支配領域に障害の生じる可能性があることを説明する。
下顎下縁に近い下顎正中の内側表面にあり、この穴に舌下動脈が進入する。
犬歯部、小臼歯部の舌側では舌動脈の分枝である舌下動脈が舌下線より内側を走行する。舌下動脈の分枝は顎舌骨筋を通過する顔面動脈の分枝オトガイ下動脈と吻合する。ドリルにより舌側皮質骨を穿孔させると、重篤な出血をさせる可能性がある。
大きな舌下腺窩が存在すると、窩の湾曲が強くなり、舌側皮質骨の穿孔の危険性がある。
舌下腺窩を穿孔し、舌下動脈、オトガイ下動脈を損傷しないために、術中、術者は利き手にエンジンを持っているので、反対側の手を舌側にあてがい、下顎皮質骨の傾斜方向の確認を行い、穿孔を防ぐ。
下顎管は通常固い壁に覆われている。しかし、症例によっては明らかな管壁がなく柔らかい海面骨内を走行していることもある。したがって、下顎管内への直接の損傷がなくても血腫の形成、骨片の押し込み、、骨の添加形成によって神経領域の障害が出現する可能性がある。
術中、オトガイ孔を明示し、歯槽頂からオトガイ孔までの距離を計測し、術前の予測値と比較してみる。
下顎第三大臼歯の手術の際に、舌神経の損傷が起こることは稀ではない。下顎後方部を切開して粘膜骨膜弁を反転させ、骨を露出するとき、粘膜剥離子などで優しく剥離して舌神経に注意しなければならない。
麻酔に関連する合併症、偶発症→神経性ショック、過換気症候、局所麻酔中毒、局所麻酔アレルギー等
20~30分圧迫しても止血しない場合は再開創し、出血部位を確認して確実に止血する。
手術侵襲によるものであればしばらく成果観察。腫脹に対しては冷タオルなどで冷やす。感染による腫脹の場合は縫合部を開創し、洗浄を行う。
術中の出血の多少にかかわらず、術後に粘膜下や皮下に内出血斑が生じることがある。基本的に問題はなく、必要ならば出血巣の吸収拡散のため、温熱療法や電気治療、ヘパリン類似物質(ヒルロイド)の塗布をする。
術後にオトガイ神経領域に知覚異常を訴え、過剰埋入が確認された場合はリフトアップまたは抜去する。知覚異常が発生した初期段階では、ステロイ ド等薬物療法や低出力レーザー等理学療法、効果が上がらなければ星状神経節ブロックを早期に行うことも考慮に入れ速やかに専門医に対診する必要がある。
ま た症状が発現したら可能な限り速やかに早期に治療を開始することが大事である。軽症だからといって経過観察をしていると回復が見込めなくなるため、早急に 治療を開始する。
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検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布なども
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